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エンツォ フェラーリ

プロトタイプFXを経て、2002年、創始者の名を取りエンツォ フェラーリ(Enzo Ferrari)と命名されたこの車は、フェラーリにとって21世紀最初の特別なスーパーカーである。

快適性とそれ以上の動力性能を有し、これまでフェラーリが開発して来た限定生産車のいずれとも違う性格を持つものとなった。バンパーより前に突き出したノーズが特徴的なスタイルは、フェラーリ馴染みのピニンファリーナによってデザインされた。

鈴虫の羽のように開くガルウィングドアを採用してアクセスを容易なものにしてエアコンが完備される(F50のものは、フィルターの備わらない簡易的なもの)など、環境にかなりの配慮を見せているが、モーターにより可動する電動スポイラー、グランド・エフェクトを狙ったアンダーパネルのベンチュリー・トンネル、走行性能に関する部分は煮詰められている。

ポルシェ・カレラGTやメルセデス・ベンツ・SLRマクラーレンと同じく、トレンドとカーボンファイバー素材を多用し、ボディパネルはフレームも大半がカーボンコンポジットによって形成されている。

コクピットを強靭なバスタブモノコック形状とし、そこからサブフレームを伸ばしてエンジンをマウントする。

フェラーリ・F50との大きな違いは、同じカーボン製フレームを用いつつも、エンジンをフレームの一部とみなし、走行中のストレスを負担させる構造を持つのに対し、エンツォフェラーリはサブフレームにブッシュを介してマウントすることであり、純粋なレーシングカー的レイアウトを採るF50と比較し、ずっと設計となった。

エンジンとフレームが連結されるF50は、面で不利な要素を持っていたものの、エンツォフェラーリはゴムブッシュという緩衝材をかませてので、快適性の向上に寄与している。

応力を受けなければならないので頑丈(つまり重くなる)に設計されているが、場合はその問題とは無縁で、エンジン単体重量225kgと、徹底して軽量化が図られている。

当初は結局は6速ミッションに落ち着いた。

クラッチと変速操作を自動化したセミオートマチックトランスミッションF1マチックを搭載し、クラッチペダルを廃することによってイージードライブを実現している。

足回りは、レーシングカー直系の風格を感じさせ、四輪ダブルウィッシュボーン式サスペンション、ショックアブソーバー+コイルユニットをフレーム側に取り付け、プッシュロッドで押すインボード式が採用されている。

ブレーキは、ブレーキローターにカーボンセラミック素材を使用したもので、ブレンボ社によって製造されるもの。

2005年6月10日、マラネロで開催されたサザビーズのオークションに突如エンツォが出品された。

エンツォ フェラーリの動画

youtube.comで見つけました。


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